そろそろ秋の訪れか、家の中にいるとクーラーが入らないほど涼しく感じる。 今日は、1週間ぶりに自宅でホット・コーヒーを飲みながらレコードを聴いている。レコード盤に針を落とすと、何とも言えない“バンジョー”の音色が脳の中まで響く。疲れた体に心地良く流れるブルーグラス・ミュージック。 アメリカの大草原を馬に乗って駆けめぐるカウボーイ。バンジョーの音も風に乗ってそれを追いかけて行く。そよ風になびく草花、青空の中をゆっくりと流れる白い雲。緑の草木生い茂る草原の中に立つ一軒家のポーチでバンジョーを奏でる男が一人。ゆったりと時は流れバンジョーの音が草原に鳴り響く。心が癒される光景である。
今の日本は、何かが狂っている。何をそんなに急ぐのか、早足で歩く人、昼食を取るために15分並んで待ってランチを5分で食べる人、赤信号を無視して疾走する自動車など・・・の多いこと。「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」である。 昭和30年代から40年代頃は、時の流れも、人の心も、もっとゆったりとしていたように思う。それに、助け合い、譲り合いの精神が生きていた。世の中に物が溢れ、お金を出せば何でも買える時代になり、お金だけがすべての世の中になってしまった。お金のためなら人の命を何とも思わない殺人鬼や通り魔が増えた。自殺者が年間3万人になるという。精神的に余裕がない人々が世の中に溢れ出したというのが的確かも知れない。 「急がず、慌てず、騒がず」に、もっと心にゆとりある生活が送れる国になって欲しいと願う。
スローライフが提唱されてから、少しずつではあるが賛同者が増えて実際に都会を離れ、田舎暮らしをする人がいる。 大都会に人口が集中する日本。まだまだ田舎に行けば土地が余っている。自給自足の生活ができれば、経済的な負担も少なくて済む。
便利な暮らしも良いけれど、空気の美味しい山林に囲まれて、食糧は畑を耕し自分で作る。水は井戸を掘って、電気は太陽光発電で賄う(これだけは文明の機器に頼らざるをえないが)。 また環境にもやさしい「薪でご飯を炊き、風呂を沸かし、囲炉裏で暖を取る」自給自足の生活も良いと思う今日この頃である。
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